赤ひげニコニコ通信
2010年11月 9日 火曜日
重力療法
一日中、会社の中で事務をとり、歩くのは、会社と家の往復だけ、いや厳密には、両方の最寄り駅までは電車ですから、歩くのは、ほんのわずかな徒歩区間だけ、おまけに日曜・祝日も部屋に閉じこもって、本でも読んで過ごしていたら、一年間でも、驚くほどわずかな距離しか歩いていないことになります。
これでは、心身ともにダメになることは間違いなしです。
「歩く」ことは、足腰の鍛錬に役立つだけではありません。内臓の刺激と、その働きの強化をも、知らずに果たしているのです。
歩くことの少ない人は、胃腸の働きが弱く、すぐに下痢や便秘を起こします。
もし、日頃、下痢をするくせがある人は、「歩き」が不足しているのと、歩きが気ぜわしく、歩きながら考えたり、あせったりして、チョコマカ歩くせいなのです。何も考えないでもう少しゆっくり、たくさん歩きなさい。それだけで、下痢のくせが治ります。
逆に、便秘のくせがあるのなら、もっと早足で歩きなさい。長距離を速歩で歩くと、腸に強い刺激が与えられ、数日で便秘のくせが治ります。
下痢や便秘はしなくてもJRで一駅前で降りて、家まで歩いて帰るとか、早起きして会社まで歩くとかしてごらんなさい。びっくりするほど健康で、タフな人間に変わります。
歩きが多くなると、頭が冴えて、行動力がついてきます。勘も働き、感覚も鋭くなり、都会風のヒ弱さが消えて、野生派のたくましさが芽生えてきます。
たかが歩くことぐらいで、そんな馬鹿な、と思う前に、歩かないでベットで一カ月、寝たきりで過ごしてごらんなさい。どんな若者でも、立ち上がることも、歩くことも出来なくなります。
おまけにそれが年配者や老人だったら、たった一カ月で、脳軟化(老人性痴呆症)になってタレ流しにもなりかねません。
歩くことは、大脳新皮質へ60%以上も刺激を送っているのです。歩くことの少ない人は、それだけ頭の働きが悪くなる訳です。楽して乗り物ばかり使って歩かない生活をしている人は、若年性脳軟化で30代後半にはイカれてしまうかもしれません。
現代人が忘れかけている、ただ「歩く」ことだけで、老人病、生活習慣病から、精神障害、神経症の予防、青少年の体力強化に、予想以上の効果があります。
その上、糖尿病、肝・腎臓疾患、循環不良、代謝障害・心臓・血管系の疾病者にとっても、歩くことが、自然治癒力を発揮して、驚異的な効果を挙げることを、知っておいて欲しいものです。
強調してもしすぎることはありませんが「歩く」前に田中式骨盤調整をして、それにふさわしい体作りをし、生来の骨盤の位置を中枢神経に記憶させてから「歩く」という、たったそれだけのことが、汗を流し、体温を上げ、代謝を活発にし、精力、生命力を強めるのです。
骨折、脱臼、打撲、ねん挫、筋・腱・軟部組織損傷、外反母趾、足首のねん挫、膝の痛み、股関節の痛み、骨盤のゆがみ、腰の違和感、腰痛、背中の痛み、肩の痛み、四十肩、五十肩、上腕骨外側上果炎(テニス肘)、手首の腱鞘炎、突き指、頸の痛み、むちうち症、あごの痛み、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、難聴、目のかすみ、自律神経失調症、うつ病、など治療承っております。
投稿者 田中整骨院